どうもかいさるです
私の趣味の一つに釣りがあります
基本は海釣りが多いです
若い時は、休みが少なかったこともあり、極寒のなか元旦から海に行くほど通ってました
ここ10年くらいは、仕事仕事で趣味に燃える余裕もなく、誘われれば行く程度となってました
よく行くのは海上釣り堀ですね、いつも誘ってくれる方達に感謝です
知った人たちと釣りをするのは楽しく、良い気分転換になりますし、魚も鮮度が良いのでおいしいです
一番、鮮度が良い状態で魚が食べられる贅沢な方法かもしれません
そこで釣り魚のおいしい持って帰り方やコツを紹介したいと思います
なるべく帰る時まで生かす
もちろんのことなんですが、魚が死んでから私たちの口にいれるまでの時間を出来るだけ短くすることです(タイミングを選べる)
海上釣り堀ですと、スカリ(釣った魚を生かしておくデカい網状の巾着袋)を貸してくれるので、釣り終了近くまで生かしておくことができます
波止釣りなんかで大物を釣ったときは、スカリやストリンガーを使って生かしておくのがベストだと思います
帰る段階で魚を締めます
小さな魚は海水と氷につけておくだけでOKですが、大きな魚は血液量が多く、これを抜かないと血合い部分や身に大量に血が残り味が落ちます
また血が熱をもっているので鮮度を落とすと言われています
で、包丁などでエラの根本からこめかみにかけて切ります
これで仮死状態になり、まだ心臓は動いています
それから海水の入ったバケツなどに頭から突っ込むと、心臓が動いているので血が抜けていきます
これが活締めです
これが鮮度を長く保ち、魚を美味しく保存する第一段階の作業です
反対に巻き網漁などで大量に獲った場合、網の中で圧死したり、氷漬けや放置で死んでしまう事を野締めといいます
この場合、身体に血が残り、身にまわって劣化が早くなり、味も落ちます
スーパーで売ってる魚はだいたい野締めの魚です
よく「天然物」と書いて売ってる「ぶりの切り身」ですが「ドス黒く、血まみれでおいしくないですよね」 アレです
養殖の魚は一匹一匹、丁寧に管理されているので締めてあると思います
温度管理を徹底する
出来るだけ、たくさんの氷を使います
魚は死んだ瞬間から死後硬直が進みます
死んでから数時間は身が活かった状態(硬くない)ですが、死後硬直が進んでくると身体が固まってきます
その次は身体が柔らかくなっていき、腐敗へと進んでいきます
一番おいしいのは、死後硬直が解けはじめる頃と言われてますが、五感で味わうものなので、どのタイミングで食べるのが良いかは人それぞれの好みでしょう
この美味しくいただける期間を延ばすのが活締めと温度管理です
水に触れさせない
持って帰る移動距離が短ければ、氷と海水に魚を入れておけば良いと思うのですが、けっこう数時間かけて釣り場まで来られる方が多いんですよね
わかります、私も海なし県の人なので・・・
帰宅に時間がかかったり、特に夏の間は氷が融けるのが早かったりすると水分量が多くなり塩分濃度が低くなります
魚は普段海水の中を生きているので、海水に適応した外皮になっており、水に弱いです
水に触れていると浸透圧の作用で身に水が入っていきます
こうなると、鮮度は関係なく味が落ちます
これを解決するのが、ゴミ袋です
ホームセンターで売ってる、60リットルとか、90リットルとかの袋です
なるべく分厚いものを選びます、魚の背びれや腹びれで穴があくからです
穴があると水はすぐに侵入してきます
なので私は0.05mm以上の厚さのゴミ袋に、なるべく魚が動かないように入れ、氷を入れたクーラーボックスにもう1枚ゴミ袋を開いて設置し、そこに魚を入れたゴミ袋を入れ2重にし、袋の中に入らないように氷を上からかぶせます
ゴミ袋の口はくくらず、クーラーボックスの蓋に挟んでおきます
念には念を入れたければ、新聞で魚をくるんで入れるとヒレが袋を破る確率を減らせます
この方法で魚を持ち帰るようになって、本当においしい状態で食べれるようになりました
そして、長持ちするよになりました
釣り魚、食べてもイマイチだなぁと思っておられる方は
ぜひ、試していただければと思います
ありがとうございました
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